ナイトの利きをイメージすることは ナイトの利きパターン化 （ リンク ） の記事内容で
ある程度早くイメージできるようになると思いますが、まだ瞬時にイメージするという感覚ではないでしょう。ですが今回ご紹介する方法を覚えると、ナイトの利きを瞬時にイメージすることが可能となります！
イメージ方法は無数にあるため、あくまで１つのイメージ方法ですがご参考にしてください。
また、ナイトの利きパターン化 の方が基本となりますので、そちらを先にできるようにした方が良いでしょう。
まずは上図４ヵ所にあるナイトの位置で、ナイトの利きを瞬時にイメージしていきます。
ちなみにあらかじめ、ある程度ボードのイメージと、ナイトの利きを頭の中でイメージできる
必要があります。
まず始めは、Ng2 の位置を中心とした 3 x 3 マスをイメージします （ 赤線枠 ）。ナイトの利きは 3 x 3 マスの角に接した位置関係にあるため、それを覚えればすぐにナイトの利きをイメージできます。１秒かからずイメージできます。
ナイトの利きを瞬時にイメージしたら、その後、ナイトの位置と利きの位置関係を確認すると良いでしょう。
慣れてきたら、ナイトの位置と 3 x 3 マスを同時にイメージして、それからナイトの利きを瞬時にイメージすれば良いでしょう。さらに慣れてくれば、ナイトの位置、3 x 3 マス、ナイトの利き、の３つをほぼ同時にイメージすることも可能です。
この方法を基本として、他のナイトの位置でも利きを瞬時にイメージしていきます。
利きの数が６マスになりますが、１秒かからずイメージできます。 Ng3 は Nf2 と同じ位置関係にあり、同じようにイメージできますので省略します。
利きの数が８マスになりますが、3 x 3 マスが 4 x 4 マスのエリア内にあるためイメージしやすく、慣れれば１秒かからず８マスの利きをイメージできます。
今度は赤線枠の 3 x 2 マスをイメージしてから、利きをイメージします。１秒かかりません。
これも１秒かかりません。
ボードの角マスにあるナイトの利きについては、ナイトネットワーク２ の記事に出てきた
ひし形パターンでイメージした方が早いです。もはやイメージするというより、そのイメージが
頭の中にあり、分かるという状態でしょう。
赤線枠 3 x 3 マスが 4 x 4 マスエリアからはみ出ると、イメージしづらくなります。
この場合、始めは、d1 - d2 - d3 の 3 x 1 マスをイメージして、それから c1 - c3 - d4 の利きをイメージ、続いて、右側 3 x 2 マスのイメージから、 f4 - g3 - g1 の利きをイメージするといいでしょう。
慣れれば１秒以内にイメージも可能ですが、２段階イメージで２秒以内にイメージできるでしょう。
Nd2 - Nb4 - Nb5 - Nd7 - Ne7 - Ng5 - Ng4 のそれぞれの位置も同じイメージ方法となりますので、各位置でイメージしてみましょう。始めは急いでイメージするよりも、確実にイメージできることの方が大事です。
利きの数が８マスになりますが、先ほどのように、3 x 1 マス と 3 x 2 マスそれぞれのイメージから、２段階で利きをイメージしましょう。
慣れれば１度にイメージして１秒以内も可能ですが、始めは２段階で２秒以内が目標です。
同じ位置関係になる他の７ヵ所 （ d3、 c4 ・・・ ） でもイメージしてみましょう。全８ヵ所でナイトの利きイメージを確認したら、再度、８ヵ所で次々にナイトの利きをイメージしていくのも
良いトレーニングとなります。
2 x 1 マス と 2 x 2 マス のイメージから利きをイメージすると良いでしょう。利きが４マスですので慣れれば始めから 3 x 2 マスをイメージして １秒以内に利きをイメージできるでしょう。ナイトが同じ位置関係にあたる他の７ヵ所でも行ってください。
このイメージ方法ではナイトがセンターの４マスにある時が、イメージするのに１番時間が
かかります。 3 x 3 マスが４つの 4 x 4 マスエリアにまたがるからです。
f2 と g3 の利きは分かっているため他の利きをどうイメージするかです。
d5 の 1 x 1 マスから c5 と d6 の利きをイメージ
d3 - d4 の 2 x 1 マスから c3 と d2 の利きをイメージ
e5 - f5 の 2 x 1 マスから f6 と g5 の利きをイメージ
の３段階イメージです。慣れてくれば
d5 - e5 - f5 の 3 x 1 マスから c5 - d6 - f6 - g5 をイメージ
d3 - d4 の 2 x 1 マスから c3 と d2 の利きをイメージ
の２段階でイメージが可能ですから２秒以内のイメージが可能でしょう。
もう１つのイメージ方法もあります。
f2 と g3 はひし形パターンからすぐ分かりますし、c5 と d6 の利きもパターンとしてすぐ分かります。
センター４マスの位置にナイトがある時は、各 4 x 4 マスエリアに２つずつナイトの利きがあることをまず覚えておきましょう。その上で、上図パターンによる他のナイトの利き４つをイメージするには以下のような方法があります。
ナイトから斜めに 2 x 2 マスをイメージして、それからナイトの利きをイメージします。
ナイトから４つの斜め方向に 2 x 2 マスをイメージして、８つのナイトの利きをイメージすることもできますが、c5 - d6 - f2 - g3 は先ほどのパターンでイメージする方が早く、もはや c5 - d6 - f2 - g3 の利きは分かっているという状態なので、始めから上図２つの 2 x 2 マスをイメージして利きを確認すれば良いということになります。
私はこの方法でセンター４マスにあるナイトの８つの利きを、１秒以内でイメージできるようになりました。
さらに注意深く見てみると、この 2 x 2 マス内のナイトの利きは ５マスの斜めライン上にあることが分かります。これはパターンなので、センターにあるナイトの位置から 5 x 5 マスラインをイメージすることで利きの位置がどこにあるか予想するのに役立ちます。
コメント