ビショップ その8 ( トレーニング時間15分 )


ビショップ トレーニングの最後は5マス、6マス、7マス斜線のイメージを強化します。
4 x 4 マスや 2 x 2 マスの位置関係だけでなく駒の初期配置と関連させてイメージできるようにします。

これまでのトレーニングにより、ビショップの利きを比較的早い時間でイメージできるようになっていると思いますが、5マス、6マス、7マス斜線はどこのマスを通過しているかイメージするのにまだ時間がかかると思います。

例えば Bc4 は f7 に利きが及んでいることが分かっていても c4 から f7 の間にどこのマスを通過しているかすぐに分かるでしょうか。少し時間をかければ分かるという人の方が多いと思います。

これを比較的早い時間でハッキリとイメージできるようにします。

c4 から f7 の利きをイメージする場合

「 c4-d5-e6-f7 を通る 」とイメージするのではなく

c4 → c2 ポーンの2つ前方、4 x 4 マスにおける位置
d5 → 黒クイーンの3つ前方のマスで、センター4マスの1つ
e6 → 黒キングの2つ前方のマス
f7 → Bf8の前方のマス

というようにイメージします。

このように4 x 4 マスや 2 x 2 マスの位置関係だけでなく、駒の初期配置に関連させてイメージするのは、始めは時間がかかりますが、慣れてくると斜線がどこを通過しているか非常にイメージしやすくなりますので、各斜線ごとにそのイメージを作りましょう。

駒の初期配置や、4 x 4 マス、2 x 2 マスの位置関係でイメージするときは、自分なりのイメージで構いません。時間はかかりますが是非そのイメージを作ってください。

イメージの仕方をもう1つ例として挙げますが、後はご自分でイメージの仕方を作ってください。

f 1- a6 6マス斜線のイメージ

f 1 → 白マスビショップがある位置
e2 → キングの1つ前方
d3 → クイーンの2つ前方
c4 → c2 ポーンの2つ前方、4 x 4 マスにおける位置
b5 → b7 ポーンの2つ前方、Nc6 をピンする位置
a6 → a7 ポーンの1つ前方、b7 ポーンと Nb8 の利きが及ぶマス



同じタイプの斜線ごとにイメージを作っていきます。
斜線上の1マスずつイメージを作ってください。
順番は自由ですが一応下記の順番にしました。

初日  6マス斜線( 4本 )
2日目 5マス斜線( 4本 )
3日目 7マス斜線( 4本 )

2マス、3マス、4マス、8マス斜線はどこを通過するかイメージしやすいので、ここで行なっているようなイメージの仕方は必要ないでしょう。


ビショップのイメージトレーニングはここまでとなります。斜線は次のキング、その次のクイーンにも関係してきますのでしっかりイメージできるようになりましょう。

コメント