ここからのトレーニングについて


ボードイメージ編ではトレーニングというものがありませんでしたが、駒の利きイメージ編からは実際にイメージトレーニングをしていきます。トレーニングにはそれなりの時間とやる気が必要になりますが、続けていくことができれば、ボードイメージが高まった、頭の中で駒を動かす感覚がつかめたなど、トレーニングの効果を徐々に感じていけると思います。

トレーニングにおける効果は個人差があります。年齢が若ければより多くの効果を期待できますが、年齢に限らずそれなりの効果が得られることでしょう。


ボードを見なくても頭の中でチェスができるようにするためには、各駒の利きと動きをイメージできるようにする必要があります。そのためのトレーニングを各駒ごとに行なっていきます。

Endgame の問題をボードを見ないで解くのは、脳内チェスをするために有効な方法ですが、駒の利きイメージ編でキングのトレーニングが終わるまで、Endgame の問題をボードを見ないで解くことを私は薦めません。

Endgame の問題には必ずキングが出てきます。そしてこのキングの利きをイメージするのが意外と難しいからです。

トレーニングは上の項目から順に行うことを想定していますので、例えばいきなりクイーンやナイトのトレーニングをやろうとしても難しいでしょうし、効果は期待できません。


各駒の利きと動きをイメージするトレーニングは主に次のような方法で行われます。

1) 始めはボードを見てイメージの感覚をつかむ。
2) 目を閉じて 手を動かしながらイメージする。
3) 目を閉じて 頭の中だけでイメージする。

詳細は各トレーニングのところで述べますが、駒があるマスや利きだけをイメージするのではなく、余白部分も一緒にイメージして位置関係をとらえるのがポイントです。

トレーニングが進むにつれ、さらにステップアップさせた方法に移っていきます。

1回のトレーニング時間は5分程度のものから、長いもので20分程度となります。
おおよそのトレーニング時間を記載しています。
それとは別に、トレーニングのやり方を覚えるのに少し時間がかかると思います。

各トレーニングの記事内でトレーニング日数を示してます。同じトレーニングが長過ぎれば
飽きて続かなくなるでしょうし、トレーニングの量が少なければ効果は期待できません。
私が実際に各トレーニングを行った上でだいたいこのぐらいはやった方がいいだろうと思って決めた日数です。私もその日数でトレーニングを行いました。

イメージトレーニング用ボードは各トレーニングを行うときお使いください。

駒の利きを赤や黄色のマスで示していることがほとんどです。視覚的には青色の方が気分的に落ち着く感じですが、頭の中でイメージするときには青より赤や黄色の方がイメージしやすい感じがするため、赤や黄色にしています。

各トレーニング方法について、やり方がわかりづらいものもあると思いますので、やり方がよくわからない場合は各トレーニングの記事へコメントでご質問ください。


※注意事項
駒の利きイメージ編からのトレーニングは、体をリラックスさせた状態で呼吸を止めないで
行なってください。
1日30分を超えてトレーニングを行わないでください。
1日分のトレーニングでも一気に続けてやらずに、途中で休みを入れながら行なってください。
トレーニング中に気分が悪くなった場合は直ちに中止してください。
気分が悪くなることが続く場合はトレーニングを行わないでください。
疲れている時、体調が悪い時はトレーニングをしないでください。

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